ブリヂストンが儲からない子供車を本気で作る理由が目ウロコ

 

なぜブリヂストンは儲からない子供用自転車を作り続けるのか?

 

「え?そうだったの?」

 

 

と、多くのかたがいま思われましたよね?

 

 

実はそうなんです

 

 

私(川本)もブリヂストンの自転車を売る側の立場になるまでこのような疑問を持ったことはなかったです

 

 

これは、長年ブリヂストンサイクルに勤めるある社員さんから教えてもらった話です

 

 

子供用の自転車といえば、

 

 

量販店やホームセンターで買える1万円代のものもあれば、2、3万円以上する様なものまで

 

 

色々な種類があり色々なメーカーが作っています

 

 

ブリヂストンの子供用自転車は2、3万円以上する側ですね

 

 

「まあどれ買っても車輪が2個ついていて、ハンドルとペダルがついてる乗り物でしょ?買うなら値段が高いより安い方が良いなあ」

 

 

と最初は私自身も自転車業界に入るまではそう思ってました

 

 

でも、お客さまがプラスエムに修理依頼でお持ち込みされる色んなメーカーの子供車や、

 

 

ご注文いただいた子供車の組み立てをしているとその考えは変わりました

 

 

「ブリヂストンの子供車って、むしろコストパフォーマンス良いんじゃないの?」と。

 

要するに「値段と比較して内容が非常に良い」のです

 

 

実際に自転車を近くで見ていただけるとわかるのですが、ひとつひとつのパーツに良いものを使っていて装備も充実しています

 

 

そして、子供車には珍しくBAA(安全環境基準)適合車だったりもします

やるやん!ブリヂストンさん

 

安全丈夫で、1台で3兄弟お下がりで乗れるくらい長持ちな自転車です

 

 

正直、この内容ならもっと値段を高くても良いんじゃないの?と思うくらいです

 

 

そしてある時、ブリヂストンの社員さんに質問してみました

 

 

川本「ブリヂストンの子供車って内容の割に他メーカーに比べて販売価格安くないですか?」

「どうやって商売が成りたってるんですか?」

 

 

社員さん「いやあ そうなんですよ安いんですよ〜」

実は、子供車って正直ほとんど儲からないんですよね

 

 

川本「え?そうなんですか?」

「って言っても、儲からなかったら会社経営が維持できないじゃないですか?」

 

 

社員さん「それには秘密がありまして」

 

 

川本「秘密ですか!?」

 

 

社員さん「ブリヂストンと言えば老舗の自転車メーカーなんですけど、多くのかたにご存知いただいている通り、会社の大きな柱は世界一のシェアのタイヤのメーカーなんですよね。自動車のタイヤのテレビCMとかご覧になられたことあります?」

 

 

川本「もちろん知ってますよ!綾瀬はるかさんテレビCMやってますね!」

 

 

社員さん「そうです!そうです!他にもゴルフやテニスの部門もあったりします」

 

 

川本「知ってます!ゴルフもする人ならたぶん知ってますよね!」

「ツアーステージでしたっけ?宮里藍選手CMやってたやつ」

 

 

社員さん「川本さん 良く知ってくださってますね!」

 

 

川本「最近ゴルフやってないですけど 笑」

「あ、でもごめんなさい!私はゴルフクラブはゼクシオ(ダンロップ製)使ってます 笑」

 

 

社員さん「次はブリヂストンもお願いします 笑」

「それで、話しは戻るんですけどね、ブリヂストンの製品って、車のタイヤにしてもゴルフにしても大人になってから買う商品なんですよね」

 

 

川本「確かにそうですね」

 

 

社員さん「ですので、子供の頃はブリヂストンという名前にあまり触れる機会が無いんです」

 

 

川本「確かにそうですね」

 

 

社員さん「だからこそ子供用自転車にも力を入れているんです!」

 

 

川本「子供にもブリヂストンの商品を買ってもらうために!?」

 

 

社員さん「その通りです!」

「そしてお父さんお母さんお子さんにおじいちゃんおばあちゃんがお孫さんのために少しでも買っていただきやすいお値段設定にして、しかも高品質で丈夫で安全な自転車でなければいけないんです!」

 

 

川本「子供って雑にガンガン乗りますもんね〜すぐ倒しちゃうし、道なき道をあえて突っ込んでいったり 笑」

 

「話し戻っちゃいますけど、高品質なのに値段下げたら商売成り立たないんじゃないんですか?

 

 

社員さん「それでも良いんです!その子供達が大人になった時にブリヂストンのタイヤを買ってくれたら

 

 

川本「おおっ!すごい話しですね!!」

 

 

社員さん「ですから子供たちにブリヂストンの商品を買ってもらうというより、ブリヂストンの製品って良い商品だよねって子供のうちから思ってもらうために、子供車だからこそ力を入れているんです」

 

 「ブリヂストン企業理念

最高の品質で社会に貢献

ですからね〜」

 

 

川本「何ソレッ!めっちゃカッコ良いじゃないですかっ!!」

 

 

社員さん「品質を大切にするのはもちろんなんですけど、自転車のラインナップにも力を入れてます

 

川本「確かに、うちは他のメーカーも取り扱いしてますけど、子供車にこんなに豊富なラインナップを取り揃えている自転車メーカーはそうそう無いですよね」

 

 

社員さん「例えばこのクロスファイヤージュニアの1車種だけで多くの子供たちに合うように適正身長別サイズカラー、グレードを合計して33種類もありますからね」

 

川本「これを全部メーカーが在庫をかかえている訳ですもんね。確かにこれは大変ですよね」

「それに子供車って大人用の自転車と違って売れる絶対数が少ないですもんね〜」

「規模は全く違いますけど、私も商売している身として気持ちはわかりますよ」

 

 

社員さん「そうなんですよお〜〜〜!!大変なんです〜〜〜!!」

 

 

川本「うちもがんばってブリヂストンさんの自転車 お客さまにオススメしますね!」

 

 

社員さん「ぜひよろしくお願いします!!」

「実際、車のタイヤにしても、もちろん大人用の自転車も間違いないものを自信をもって作っていますので安心してください」

 

 

川本「そういえば、いつも行くガソリンスタンドの店員さんが

 

『タイヤ買うならブリヂストン選んでおけば間違いないですねえ』

 

って言ってました」

 

 

社員さん「そうですか!ありがとうございます!それはうれしいですね〜」

 

 

 

 

 

 

ちなみにこちらは15年前くらいのブリヂストンの自転車

今でもバリバリの現役でプラスエムの代車の1台として活躍しています

電動アシスト自転車に乗り換えたお客さまに、まだ乗れるので譲っていただきました

当時の価格で3万円くらいで買って修理メンテナンスに3000円ほどかけただけだそうです。

タイヤも当時のままで、もし次にパンクしたら交換しても良いかな?といった具合です。

大切に使えば15年も乗ってまだまだ乗れるんです。

見た目もキレイで乗り心地も良いです。

 

品質の良い自転車を買うってこういうことですよね

 

 

 

プラスエムの川本店長

電動自転車で六甲山に登っちゃったのはこの人です 笑

 

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